04 April, 2007

新茶上市!

この新芽をみて「可愛い!」と思ったあなた、かなりの中国茶フリークです(笑)。えぇ、もちろん上海小町も同類です。

写真は「中国茶葉博物館」のすぐ脇にある茶畑のもの。
冬の寒さに耐えた茶樹からあふれ出る、生命の喜びを感じませんか。こんな春の力を取り込んだら、きっとみなさんの身体も冬から目覚めることでしょう。


今の季節の緑茶は明前と名の付くものです。「明前」とは清明節前(4月5日前後)に摘まれたお茶を指します。
日本のお盆にあたるのが中国の清明節。そうです、この国のお墓参りは春なのです。
その時期に調度ピークを迎えるのが中国緑茶。新物はやはり人より先に手に入れたいと思うのは何時の時代も同じですね。なので、中国ではこの清明節前に摘まれたお茶を「明前」と呼んで、重宝してきたのです。皇帝に献上していたのも、もちろん「明前」茶。故に、お値段も相当なものとなります。

一方、その清明節より2週間ほど遅れてやってくるのが「谷雨」。濃い目の味が好きな方には「雨前」といって、清明節後、谷雨前のお茶がお薦めです。価格も随分差がある上、比較的分かりやすい味わいだからです。しかしながら、「明前」の繊細な新鮮さは味わえないと思ってください。

更に今年は「雨前」のお茶が量的にもレベル的にもどうなるか不明です。
というのは、この冬は暖かかったため、去年より早く茶摘が始まっているからです。それに加え、先日は「夏」を思わせる気温。こうなってしまっては、茶葉は太陽の力を吸って成長する一方。と思いきや、ここ数日はまた寒くなり・・・・。

緑茶いじめのような天候です。

ということで、TEAsiaでは小町の納得したお茶しか入荷しません。
でも、高いものばかり扱うわけにはいかないので、出来る限りお手軽な価格帯でもご用意できるように努力いたします。
今の所、下記の緑茶は入荷いたしました。今後も茶農家さんと密に連絡を取り、上質の茶葉を続々仕入れる予定です。



・特級龍井(獅峰)
・龍井(獅峰)
・特級碧螺春(西山)
・特級安吉白茶


いずれも明前です。

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