23 July, 2007

評茶員講座

下記の内容で評茶員講座を受けてます。

・茶葉概況
・各種緑茶と製造過程
・評茶準備
・緑茶宙評(実技実習)
・茶葉の包装と保管方法
・QS関連知識
・茶葉スタンダード知識
・烏龍茶、紅茶宙評(実技実習)


茶葉概況は茶芸で学んだ内容と同じです。
緑茶については茶芸よりも細かく教えて頂いてます。
また、評茶方法についても茶芸で基本的なことは習いますが、この講座は評茶がメインなので、実習ではかなりの重きをおいております。

それにしても、お茶を評価する中国語の難しいこと。
めげずに頑張ります。

22 July, 2007

『るるぶ』に載りました。

TEAsiaは、『るるぶ上海’08』と『るるぶ中国’08』に載せて頂きました。
まだおいでになられていないお客様、ぜひともチェックして見てください。
既にご来店になられたお客様、「この店に行った」と優越感に浸って下さい。

ちなみに上海小町は『るるぶ上海’08』で、お茶の淹れ方に素顔が載ってます。
プリクラサイズですが(笑)

上海へご旅行、駐在予定の方、ぜひともご購入下さい。
いぇ、TEAsiaにコミッションが落ちるわけではないんですけどね。
やぱり、日本の雑誌に載せて頂いたことが嬉しいので。

20 July, 2007

評茶員(宙評師)修行中です。

昨日から再び杭州へ来ております。
中国茶葉学会主催の評茶員講座に参加するためです。
そのため、TEAsiaは

 ~7月26日(木)まで19時閉店

となります。ご迷惑をお掛けいたします。申し訳ございません。
開店中は日本語が通じます。

この評茶員(宙評師)とは、中国茶ソムリエのことです。
規定の条件下でお茶の良し悪しを判定する方法を学びます。
もちろん、中国茶の基礎知識がなくてはいけないので、茶芸講座と重なる部分もあります。
今回学んだ内容は、今後の仕入に活かしたいと思います。


※お知らせ
このブログは現在中国からアクセスができません。
なぜか編集はできるので更新は可能なのですが、コメントを拝見することができません。故にお返事ができない状態です。ご了承下さいませ。

11 July, 2007

中国茶葉博物館-その2-

先日、トウ時海さん監修のプーアル茶を仕入れに杭州の先生を訪ねたことはブログに書きました。
その際、またまた中国茶葉博物館へ立ち寄って来ました。

写真は茶芸講座の時期のもの。
紫陽花がとてもキレイに咲いておりました。
今回行った時はすでに花は咲いておらず、葉は熱気で可哀想なくらいしおれてました。

日曜日だったこともあり、私が訪ねた中では一番人が多かった気がします。
杭州の博物館、美術館などの公共施設はほとんどが無料。この中国茶葉博物館も、もちろんそうです。それもあって、休日には人が多いのでしょうね。
日本から来ていた団体さんとも2組ほどすれ違いました。
ほとんどの方が茶葉のお土産を手にしており、薦められるまま買ったのだろうな、と目に見えて分かりました。きっと、博物館の敷地にあるレストランかお土産売り場で購入したのでしょう。

「もったいないなー」

が、正直な感想です。
お土産なので自分で飲まないから、というのもあるでしょうし、団体行動なのでこの時しか買えないというのもあるでしょう。
でも、食事をしながら、もしかしたらビールなんか飲んだりしながら、選ぶお茶とはどんなお茶なのでしょう。
或いはお腹いっぱいになった状態で、試飲もせずに買うお茶とはどんなお茶なのでしょうか。

龍井茶は高価なお茶。
折角なら、茶葉もじっくり観察し、可能ならば試飲もしてから購入したいもの。
価値のあるものに、それに見合う金額を払いたいな、と思いました。

10 July, 2007

企画模索中

8月に、ちょっとした企画をしようかな、と思っております。
その際、緑茶のセールをしようかな、と。
(↑さりげなく、予告です・笑)

TEAsiaで扱っている獅峰龍井(左の写真)、西山碧螺春、安吉白茶をすべてセール対象にする予定です。

暑い夏、緑茶や白茶を飲んで火照りを冷ましましょう。

企画内容は今月末に発表します。
お楽しみに!

08 July, 2007

よいお茶は翌日に効く

TEAsiaの常連さんに、中医(中国医学のお医者さん)を職業とされてる方がおります。
実は小町が1年ほど前に足を怪我した時の主治医さんです。
先日「暑いので岩茶を冷たくして飲もうと思います」と、ご来店いただきました。
少しお時間があるとおっしゃったので、私人茶(販売してない私蔵のお茶)をお出ししました。

彼のお話を聞いていると、とても気が楽になります。
物事をごく自然に捕らえていることもその理由の一つでしょうが、彼は「目に見えない力が働くことがある」という考えを受け止める、心の広さがあるからです。
簡単なようでいて実感しにくい「病は気から」という言葉も、彼が言うと本当にそうなんだろうな、と感じられます。中医の考え方がそうなのでしょうね。

そんな彼に、先生がブレンドした今年の「大紅袍」を淹れてみました。
もうしばらく置かないとブレンドされたお茶同士が落ち着かないことや、焙煎香がまだ強いということは先にお話しました。
そのお茶は、とても「気」を発している力強いお茶です。
元気になりたい時や、気合を入れたい時、飲むにふさわしいお茶です。
漲る大地のパワーを実感できます。

淹れたお茶を一緒に味わいながら、そんなことをお話させて頂きました。
すると彼の口から出た一言は、
「お茶って、飲んでる時よりも次の日に、“あー。あのお茶は良いお茶だったんだ”って実感するよね。目覚めがすっきりだったり、元気なったりね。」
感心しながらも、なんとすんなり頷ける言葉でしょう。
すべてのお茶に共通して言える健康面での効果とは、利尿作用。
単純なことだけど、悪いものを体の外に出す基本的な生理現象ですよね。
きっと、お茶を飲まなかったらもっと長く体に留まったであろう老廃物質を、お茶を飲むことで促し、早めに外に出す。それだけでも、随分と体調は違ってくるのでしょうね。
しかも、よいお茶ほどその栄養成分が優秀でしょうから、やはり水のようなお茶を飲むよりは効果があるのだと思うのです。
故に、翌日の体調で、前日飲んだお茶のランクが分かる、ということだそうです。
なるほど「とても納得、しかも素敵な言葉」だな、としみじみ思いました。

中医の先生はお友達との待ち合わせ時間になって帰っていかれましたが、その言葉はまるで岩茶を飲んだ時の余韻、『岩韻』のようにいつまでたっても小町の胸に広がっていました。
ちなみに、お茶の先生は今年、その「大紅袍」でコンテスト優勝を狙っております。
中医の先生からこんな素敵な言葉を引き出した先生のお茶。
必ずや優勝することでしょう。

07 July, 2007

『茶縁』の不思議

お茶の取り持つ縁、『茶縁』の妙。
その不思議さ、偶然さに、時々寒気さえ催すことがあります。

中国茶が好きな方、というカテゴリーで囲んでしまえば、その世界はとても広いとは呼べないでしょう。
スターバックスやタリーズが世界中で店舗展開をしているように、世間一般ではコーヒーを気軽に飲む方が多いのですから。
そうは言っても、決して狭くはないこの世界。
狭くはないはずなのに、どこかで繋がってしまう「縁」とも呼べるものに、ただただ感心することがあるのです。

そもそも、上質のお茶が手元に届くことですら奇跡に近いことだとは思いませんか。
「おいしいお茶」があなたにたどり着くまでの過程を想像してみてください。



茶農家がよい土地、よい水、よい空気のある環境で、丹精込めて茶樹を栽培する。
茶葉が成長している間、おいしく成長するために最適な天候が続く。
茶葉を湿度、温度が相応しく、晴れた日に正しい時間帯に正しい摘み方で採取する。
摘み終わった茶葉を、正しい方法で加工する。(茶師の腕の見せ所)
製品となった茶葉を、正しい保存方法で運送、保管する。



その後、あなたかあなたのお友達がその茶葉を買い、あたなの手元へ届くのです。



そうやってTEAsiaまでたどり着いたお茶に、日々感謝せずにはいられません。
そこには既に『茶縁』の種が植えられているのですから。
TEAsiaから旅立っていたお茶たちが、TEAsiaや小町に素敵な『茶縁』を齎してくれる不思議。
植えられていた種が、必ずしも芽が出るとは限らないことを思うと、その不思議さにも感謝せずにはいられません。



今回、小町の楽天ブログでお世話になっている猫ジジイさまによって、素敵な『茶縁』が結ばれました。



杜父魚文庫ブログ 皇帝が飲む「大紅袍」



本日は2007年の7月7日。
先日、小町が茶芸師試験に挑んだ際の茶席は、『七夕茶縁』。
これも偶然なのでしょうか。



ほら、寒気がしませんか?(笑)
もちろん、とても素敵な意味での、寒気ですよ。

02 July, 2007

プーアル餅茶

『鄧時海』という方をご存知ですか。

彼は台湾人で、今のプーアル茶ブームよりはるか昔、10年も前にプーアル茶の本を書いた方です。「越陳越好」(置けば置くほど、よくなる)という言葉を使ってプーアル茶のよさを表現したのは、彼が最初なのです。

そんな鄧時海さんが認めたプーアル茶を手に入れました。鄧さんのお友達が経営する茶工場が作ったものです。鄧時海さんはこのプーアル茶の包み紙に彼の名前を入れるにあたり、現地まで茶葉&加工の確認に行ったそうです。何分、とても有名な方ですから、いい加減にはできないのでしょうね。しかも、このプーアル茶を作った鄧さんのお友達は、気に入らない人にはお茶を譲らないそうです。(※最近のプーアルブームの悪影響で、株で遊ぶかのような感覚の方が多いのです)
私の杭州の先生は、鄧さんと同じく今のブームよりかなり前にプーアル茶を飲み始めた方。今回特別に分けて頂いたので、上海ではTEAsia以外、手に入らないと思います。


そんな貴重な「鳳慶龍泉茶廠」出品の餅茶は、生茶と熟茶があります。どちらも2006年の茶葉を2007年に加工したものです。


生茶は渋みがあり、まるで「気」を発しているかのような力強さがあります。今後の味の変化が楽しみな一品です。熟茶はいますぐ飲んでもその甘さに驚くほど。もう2~3年して味が落ち着いた頃も楽しみなプーアルです。


「福禄円茶」(生茶)・・・1枚350元(10枚のみ)
「鴻運餅茶」(熟茶)・・・1枚300元(12枚のみ)


売切御免デス。再入荷は不可能です。
決して高くありません。先生からかなりの安値で譲っていただきましたので。