30 January, 2007

雲南紅茶-礼茶-

このお茶をTEAsiaで飲んだことがある方は、とても運の良い方です。

金芽たっぷり、雲南紅茶にしては(失礼!)気品のある香りとその水の滑らかさが喉に伝わる味わい。
お土産に頂いたこのお茶のあまりのおいしさに、その時おいでになったお客様に振舞っていました。
その味を気に入った方にはちょっとお裾分けしたりなんかして、お茶屋なのに茶葉をお客様に譲るという変な店になってました(笑)。

その後、何とか入手しようとしましたが上手く行かず、今年の新茶を待つしかないと諦めていたのですが・・・。

なんと!
TEAsiaの中国茶教室講師、荒田さんが雲南旅行の際に手に入れてきてくれたのです!
ということで、限定1キロ販売。

25g/40元、50g/75元、100g/145元


このおいしさを味わって下さい☆

TEAsiaってどんなお店?

TEAsiaは上海にある中国茶ブティックです。
大陸産烏龍茶をメインに中国茶を取り揃えております。
その茶葉はすべて日本人店長のわたくし、上海小町が選んでおります。

仕入れたお茶はパック詰めの前に石や髪の毛などの不純物がないかチェックをします。
チャック付きのアルミパックに詰める際、細かく砕けてしまっている茶葉は入れないようにしております。

安渓産、台湾産で発酵度の浅い烏龍茶(緑色の茶葉)や緑茶などは冷蔵庫で保存し、どの季節に採れた茶葉か明記して販売しております。

そして日本や外国の方がお土産として気軽に購入していただけるよう、「少量販売」「1個売り」に柔軟に対応しております。1回(1ポット)分ずつの茶葉を数種類詰めたアソートパック、工芸花茶やプーアル小沱茶の1個売りは当店の大人気商品です。

また、茶葉のすべてを試飲可能(一部のみ有料)にしており、ご購入の前にそのクオリティーをご確認頂けます。簡単にお茶の淹れ方、由来、楽しみ方などをお話しております。
日本語はもちろんのこと、英語、中国語でも対応が可能です。


「気軽に楽しむ中国茶」「お気に入りの中国茶を見つけるお手伝い」がTEAsiaの目標です。

29 January, 2007

プーアル茶-散茶-

プーアル茶と聞いて想像するのは、茶葉を円盤やお碗のように固めたものではありませんか。

実はプーアル茶には固めていない「散茶」と呼ばれるものもあります。中国語で「散」とはバラバラという意味。プーアル茶は固めてあるもの、との概念が定着しているのでしょうね。なので「散茶」と言ったら一般的にプーアル茶のことだけを指しているようです。

散茶のメリットは餅茶(円盤型)や沱茶(お碗型)に比べて親しみ易い点ではないでしょうか。固めてあるプーアル茶を見ると「どうやって飲むんだろう・・・。」って思いませんか。でも散茶なら緑茶や紅茶のようにとりあえず急須に入れてお湯を注げばお茶が出るだろう、と想像できますよね。

で、その想像通りに飲んでいただければ大丈夫です。
でも、1煎目(できれば2煎目も)はお湯を注いですぐに捨てて下さい。これを「洗茶」といいます。特にプーアル茶は長期保存しているものがありますので、強く「洗茶」することをお薦めします。
そして、毎回100度のお湯で淹れて下さい。アツアツで飲むと体がぽかぽかになります。もちろん、冷ましてガブガブ飲んでいただいてもOKデス。

TEAsiaで扱っているプーアル茶はどれも「耐泡(ナイパオ)」、何煎も楽しむことができます。
「カビ臭い」「苦い」とプーアル茶にマイナスなイメージを持っている方にこそ、TEAsiaで扱っているプーアル茶を飲んでいただきたい!
どれもわたくし、上海小町が「日本の方のお口にあうプーアル茶を」と、自ら厳選しております。

最近は小町もスタッフちゃんずも、プーアル茶がとってもお気に入り。
特にお食事中や食後には欠かせなくなっています。
オイリーなおかずが多い中華料理には、食べ物の油を分解してくれるプーアル茶が向いているんでしょうね。

あ、散茶にはティーバッグもあります。更なる便利さをお求めの方はこちらをどうぞ☆

27 January, 2007

新茶器の紹介-紫砂壷4-

女性作家、史暁勤さんの作品です。
TEAsiaで幾つか販売したことのある、亀兎壷を作った方でもあります。

蜜柑みたいな形の愛らしい夢珠壷。
嘴の反り具合や大き目の把(取っ手)のバランスが絶妙で、ずっと眺めていても飽きません。

口が小さめなので、安渓や台湾産の粒がギュッと固まった烏龍茶がおすすめです。
女性的なフォルムに艶が加わって、手放せない美しい娘に育ちますよ♪

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先日、常連さんのとんぼさんに嫁ぎました。
いい娘に育てて下さいw

26 January, 2007

新茶器の紹介-青八吉祥-

クリスマスにご紹介した八吉祥セット
実は青い柄もあります。

今の季節にはちょっと寒い印象を受けますが、晩春から残暑の頃には調度よいのではないでしょうか。(←まだまだ先の話ですみません。。。)

紅八吉祥に比べて相当クールな印象を受けますが、珍しい柄に薄めで光沢のある磁器は置物としても目を引き、使い勝手も大変よいです。

青、紅の2セットを並べて使っても中国っぽいかもしれませんね。

3月からの中国茶教室をご案内。

みなさま、大変お待たせいたしました。
3月からの中国茶教室のご案内ができるようになりました。
今回から隔週開催になります。
「はじめての中国茶」「中国茶を旅する」の2クラスを、月・水・土曜日に開催いたします。

下記のHPに詳細を掲載いたしました。ご参考下さいませ。


http://teasia.googlepages.com/teaschool



みなさまのご参加をお待ち申し上げます。
一緒に中国茶を楽しみましょう。



<前回ご案内のクラスについて>
1月31日(水):桂花烏龍茶、玖瑰紅牡丹、2月14日(水):我喜愛的茶壷のクラスに空きがございます。
参加を希望される方はまだ間に合いますので、ご連絡下さいませ。

電話:(021)-5383-8173
メール:TEAsia@gmail.com

23 January, 2007

新茶器の紹介-紫砂壷3-

朱泥の紫砂壷。
小町が好きな「周中華」さんという作家さんのものです。

これは、もうプーアル用でしょ☆という大きさ。
一般的にご家庭にあるような、日本茶を淹れる急須より一回り小さいくらいです。
見た目、ちょっと「ごつい」印象を受けるので、男性が豪快にお茶を淹れるのに向いてそう。
華奢な女性が使うには一工夫必要かもしれません。

砂のきめが細かいので、しばらく育てたらつるつる、すべすべの急須になることでしょう☆

22 January, 2007

新茶器の紹介-蓋碗セット-


この茶器セットの柄、ラーメン碗みたいで可愛くないですか(笑)?

大きめの蓋碗は底がちょっと高め。受け皿とのバランスが一般的なものと違っていて面白いです。

口が広い茶海はぽってり型。品銘杯は上品な三角錐。茶葉容れも大きめなので、岩茶や単ソウ(木叢)に向いていそうですね。

竹の茶盤は淵が丸~く加工されていて、全体に柔らかい印象となっております。

お家のリビングにこんな茶器セットがあったら、本格的にお茶を楽しんでいるように見えますよねw

新茶器の紹介-紫砂壷2-

黒泥の紫砂急須。
小町にしては珍しく、刻字ものを選んでみました。
形も面白いですよね。これなら、紫砂ものになじみのない方でも使いやすいと思います。

烏龍茶を淹れるにはちょっと大きいかもしれません。
でもあえて安渓産か台湾産の発酵度の低い烏龍茶用にするのをおすすめします(笑)。

このままの色で☆つやっつや☆のいい子に育つことでしょう!

う~ん、でも紅茶用にしてどう変化するのか見るのも楽しいかも・・・。
みなさんなら、何で「養壷」しますか?


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2月11日、常連のご夫妻に嫁ぎました。ありがとうございます。
可愛がって下さいませ☆

21 January, 2007

新茶器の紹介-蘭柄のセット-

三件杯でご紹介したエンボスの蘭柄。
実は蓋碗のセットもあります。

お碗の淵の反り返り具合が調度よく、手の小さめな女性でも使いやすい大きさです。
セットの品銘杯にも同じ蘭の柄があり、お客様をもてなすにもぴったり。
「可愛い~!」
と言われること間違いなしです☆


ちなみに茶器を置いてある真四角の茶盤もお勧め!
丸みのある愛らしい『茶』の字がくり抜かれており、のせた茶器を引き立てる効果、抜群です。


茶海もあります↑


19 January, 2007

新茶器の紹介-紫砂壷1-

この紫砂壷、お洒落な外見だと思いませんか?
ちょっと香水ビンのような、オスマシさんな雰囲気を醸し出しております。
使う前から、養壷した後の香りが漂ってきそうな茶壷。
その艶がどう変わっていくのか、楽しみな作品の一つです。

小町だったら中国紅茶専門にしちゃいます。
ほんの~り甘い香りが漂う、上品な急須になっていくと思います。

今は育ててくれる方を待ち焦がれながら飾られているこの茶壷。
早くお迎えにいらしてください☆

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2月14日、中国茶教室の生徒さんに嫁ぎました。
可愛がってあげて下さいw

新茶器の紹介-三件杯-

みなさま、こんにちは。上海はすっかり冬になりましたね。
寒い季節、あつ~~いお茶を飲んで体の芯から温まりましょう☆

さてさて。TEAsiaには続々と新しい茶器が到着しておりますが、まずは簡単に中国茶を楽しめる三件杯のご紹介を。

写真の手前がエンボスの柄、奥が手書きの金魚柄、どちらも広東産です。
この三件杯は中にある茶漉しをひっくりかえした蓋に置くことができるため、オフィスやお家で気軽に中国茶を楽しみたい方向け。
あと、急須で淹れるのが面倒な方向けですね(笑)。

どちらの柄も中国では人気のもの。その可愛らしさから日本のお客様にも人気があります。
特にこの金魚柄は以前、蓋碗のセットがすぐに売り切れてしまったことからみても皆様のお気に入りになること間違いなしです。

この三件杯タイプで飲むお茶は、TEAsiaでメインに販売している烏龍茶が一番適しています。
特に茶葉が広がる鉄観音などの安渓産、凍頂などの台湾産のもが向いています。
プーアル茶や茶葉の細かいタイプの紅茶は向いておりません。

中国茶に親しみの薄いお友達のプレゼントには、こんな茶器がいいかもしれませんね☆

16 January, 2007

春節休みのお知らせ

みなさま、こんにちは。
上海はまもなく旧暦のお正月、春節を迎えます。
それに伴い、TEAsiaもお休みを頂くことにしました。ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承下さい。
また、その時期に上海にご旅行、お休み中にしかTEAsiaにおいでになれない方はメールでご連絡下さい。小町がマンツーマンで接客いたします♪(でも朝6時とか、夜12時とかは勘弁してください)


春節スケジュール

2月15日(木)~17日(土) 11:00~19:00 営業
2月18日(日)~21日(水) お休み
2月22日(木)~23日(金) 12:00~18:00 営業



今日の上海はとっても、とっても寒いデス。
春節前後はもっと寒いので、ご旅行でおいでになる方は完全防寒でおいでくださいませ。

お茶の取り持つ縁-上海のお昼ご飯!-

今更ですが、昨年末にあった小町的に「もしかして、今年一番の大きな出来事じゃないの?」は、“上海のお昼ご飯!”にご招待されたことでした。

お茶の仕事ができるだけでも幸せなのですが、そのお茶あってこその「ご縁」に更なる幸せを覚えることが多々あります。
このふじもと店長さんと知り合えたこともそのひとつ。
彼ははヴィンテージ・プーアル茶を取り扱う方で、以前サロンにお邪魔した際「うち、水曜日定休日なのでぜひともお昼ご飯に招待してください☆」とずうずうしくもお願いしてあったのです。

それが去年の末、ふじもとさん自ら車(自転車・笑)で弊店へ乗りつけて頂き、ご招待されましたw

毎回そのブログを拝見するたびに、おいしそ~~~。と、ぽ~~~っと遠い世界へ飛んでいた小町ですが、実際の味わいは飛ぶどころではありませんでした!!
あまりの美味しさ、自然な味わいにしっかりと地に足をつけ、がっつり、お腹いっぱい頂いてしまいました。(はしたなくてすみません。。。。)

上海に暮らす方ならご存知ですが、一般的に中華料理といえば「化学調味料」や「味の○」たっぷり、「油」ギトギトなもの。
それがふじもとさんの所では、なんと体に優しい味わいなんでしょう!こんなに美味しくて、体にいい食事は上海で初めて食べました。
あまりのおいしさに「またご招待下さい」とずうずうしくお願いしてきた小町なのでした☆
(↑ほんとにずうずうしい。。。)


ふじもと店長のブログ→上海のお昼ご飯!
ふじもと店長のプーアル茶販売サイト→プーアル茶.com


今回もおいしいプーアル茶を頂きつつ、プーアル茶について色々教えていただきました。
ふじもと店長、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします☆

みなさま、上記のページはプーアル茶についての疑問をトコトン解決してくれますよ。
あ、ちなみに上海のお昼ご飯!はお腹の空いてるときには目の毒ですので、ご注意あれ♪

13 January, 2007

魂を揺さぶるお茶-武夷岩茶-

福建省に武夷山という有名な観光地があるのをご存知ですか。
その山の岩肌にしがみつくように生えている茶樹、それが武夷岩茶と呼ばれる烏龍茶です。

中国茶の本に載っているような「崖に生えている茶樹」から採れるものはごくわずかで、ほとんどが挿し木した茶樹を茶農家が栽培しております。

そして、茶畑のある土地の肥沃さにより、そのランクが分類されます。

小町の先生は「正岩茶」と呼ばれるお茶が採れる茶園を管理しております。写真はかの有名な「大紅袍」。もちろん「母樹」と呼ばれる年に1キロ未満しか取れないものではありません。母樹大紅袍の味に近づくようにブレンドされたものです。このお茶を含め、TEAsiaの岩茶は先生から譲って頂いたものです。

武夷岩茶は、何百種類もあると言われております。
その中で確実に名前が分かっている樹は200種類ほどだそうです。
「奇種」と呼ばれる既にその茶名が分からなくなってしまっている樹の中には、とてもおいしいものがあるそうです。

そんな武夷岩茶の味わいと言えば、飲みなれない方からしたら「日本のほうじ茶」です。
サン○リ-烏龍茶に近いと言っても差し支えないでしょう。
でも、実は岩茶はそんなに簡単なものではありません。
その土地のパワーを吸った、ミネラル分たっぷり、自然の力を感じることのできるお茶なのです。

岩茶には「岩韻」と呼ばれる独特の味わいがあります。
小町は先生に「岩茶の香りや味わいは、他のお茶のように何かに例えられるものではない。だからこそ”岩韻”と呼ばれ、その香りは”香(シャン)”ではなく”気(チー)”なんだ」と言われたことがあります。
それが分かるようになるまでには、ある程度岩茶を飲み続けなくてはならないと思います。
そして、飲みなれたら気づいてくるその秘めたる力の素晴らしさに、きっと驚くことでしょう。

岩茶はその時の体調や精神コンディションをダイレクトに反映するお茶です。
元気になりたくないときに飲んではいけません。力を抜きたいときに飲んでもいけません。
なぜなら、その時の感情を的確に映す鏡のようなお茶で、まじまじとそれに向き合わなくてはいけないからです。
そのあまりの力強さに、涙さえ出てくることがあるかもしれないからです。
それだけ、「純」なパワーを持ったお茶だからです。


そんな岩茶は、冬に飲むのがとってもお薦めです。
後味が舌にピリリと残るミネラル成分よって、体がぽかぽかになります。
風邪を引きかけたら、すぐ岩茶を飲みましょう♪

TEAsiaでは下記の岩茶ラインナップでみなさまをお待ち申し上げております。

北斗一号
白鶏冠
大紅袍
水金亀(純、ブレンド2種の合計3種)
鉄羅漢(ブレンド2種)
肉桂
水仙
千里香(品切れ中。近日入荷予定)


あ、ちなみに岩茶の味わいに関する説明はあくまで小町の意見・感想です。
岩茶を飲んだ後の感覚には個人差があるのであらかじめご了承くださいw

07 January, 2007

革命を起す中国茶ブティック、TEAsia@上海。

みなさま、こんにちは。
台湾地震の影響で、ネットの繋がりがずっとよろしくなかったデスね。
このブログもやっと作成ページを開けるようになりましたw

さてさて、日本人もおいしく飲めるプーアル茶ばかりをそろえ、数多くの「プーアル嫌い」さん達に革命を起して来たTEAsiaですが、2007年初めの革命は!!


おいしいティーバッグ


なのデス。
お店においてある茶葉をわざわざティーバッグ用に砕き、更にその中でも大きめの茶葉と小さめ茶葉の配合割合を研究し尽くした後に販売されるこの商品。 かなりお薦めデス!!

いゃ、本当に小町もインターンちゃんも、「こ、これ以上は味の差が分からなくなる~~~ぅ。」と根をあげても実験し続けました。 えぇ、皆様においしいティーバッグを提供するためだけの実験でした。

これも「家内製手工業」だから出来るワザ。
電熱シーラーで口を閉じられるティーバッグに、小町&スタッフちゃんずが自ら袋詰め。
茶葉のチェックも厳しく行われております!

まずはティーポット、急須用の「ひもなしティーバッグ」から販売開始。
明日の午後には写真の下部、入り口正面に並ぶのでご注目下さい!

目下、ウーロン茶は

安渓産・・・鉄観音
武夷山産・・・大紅袍
広東産・・・蜜桃香


その他は

安徽産・・・祁門紅茶
雲南産・・・プーアル散茶



の販売となります。
リクエストも受け付けますので、ご意見、どしどしお寄せ下さい。

今年も皆様のご来店を心から楽しみにしております!

01 January, 2007

明けましておめでとうございます☆

上海も新年を迎えました。
みなさま、明けましておめでとうございます☆

過ぎたるTEAsia元年には皆様からの大きな力で支えて頂き、誠にありがとうございました!
この2007年、皆様に恩返しできるよう努力して参ります。
小町もスタッフちゃんずも、常に勉強を重ね、上質の茶葉をお届けできるよう力を尽くします。

今後ともTEAsiaをよろしくお願い申し上げます!