07 July, 2007

『茶縁』の不思議

お茶の取り持つ縁、『茶縁』の妙。
その不思議さ、偶然さに、時々寒気さえ催すことがあります。

中国茶が好きな方、というカテゴリーで囲んでしまえば、その世界はとても広いとは呼べないでしょう。
スターバックスやタリーズが世界中で店舗展開をしているように、世間一般ではコーヒーを気軽に飲む方が多いのですから。
そうは言っても、決して狭くはないこの世界。
狭くはないはずなのに、どこかで繋がってしまう「縁」とも呼べるものに、ただただ感心することがあるのです。

そもそも、上質のお茶が手元に届くことですら奇跡に近いことだとは思いませんか。
「おいしいお茶」があなたにたどり着くまでの過程を想像してみてください。



茶農家がよい土地、よい水、よい空気のある環境で、丹精込めて茶樹を栽培する。
茶葉が成長している間、おいしく成長するために最適な天候が続く。
茶葉を湿度、温度が相応しく、晴れた日に正しい時間帯に正しい摘み方で採取する。
摘み終わった茶葉を、正しい方法で加工する。(茶師の腕の見せ所)
製品となった茶葉を、正しい保存方法で運送、保管する。



その後、あなたかあなたのお友達がその茶葉を買い、あたなの手元へ届くのです。



そうやってTEAsiaまでたどり着いたお茶に、日々感謝せずにはいられません。
そこには既に『茶縁』の種が植えられているのですから。
TEAsiaから旅立っていたお茶たちが、TEAsiaや小町に素敵な『茶縁』を齎してくれる不思議。
植えられていた種が、必ずしも芽が出るとは限らないことを思うと、その不思議さにも感謝せずにはいられません。



今回、小町の楽天ブログでお世話になっている猫ジジイさまによって、素敵な『茶縁』が結ばれました。



杜父魚文庫ブログ 皇帝が飲む「大紅袍」



本日は2007年の7月7日。
先日、小町が茶芸師試験に挑んだ際の茶席は、『七夕茶縁』。
これも偶然なのでしょうか。



ほら、寒気がしませんか?(笑)
もちろん、とても素敵な意味での、寒気ですよ。

0 コメント: